なかの住宅センター
施工事例

古い住居を現代に合わせて、明るくのびやかな間取りに
■施主:K邸(9階建9階・築15年)
■ハウスドクター:(有)ゆ.と.か一級建築士事務所 根来 ともこ
住まいは、住んでいる人の嗜好を反映しているので、リフォームにあたってK氏のご家族にとっての"癒しのすまい"となるよう、リフォーム前のイメージを取り除いた仕上げとした。
床仕上げは同じであるが、建具を樺桜材とアートガラス入りに取り替え、壁・天井を壁紙貼りとすることにより、やわらかな雰囲気になった。
リフォーム前 ■リフォーム物件を見て
ビルのオーナー家族の住んでいた住居で、設備系が古く全体に暗い感じがした。
以前のオーナー家族の個性が色濃く反映された住まいと思われる。
リフォーム後 施主からの要望
1)K氏の家族にあった間取りに変更すること。
2)のびやかな間取りにすること。
3)衛生陶器・キッチン・照明器具を取り替える。
4)既存の建具を取り替える。
ハウスドクターからの回答
1)間仕切の移動は、原則木軸間仕切のところとする。
2)外装部分のサッシの取り替えはしない。
3)床仕上げは、大理石張りをそのまま利用する。
4)天井の張り替えは、仕上材のみとする。
5)内部建具も、できるだけ再利用する。
6)仕上材は、健康素材を使う。
リフォーム前 リフォーム前
作りつけのオーディオコーナーやダイニングキッチンとの間仕切に使われたガラスブロックが、前の住人の嗜好を感じさせる。
リフォーム後
リフォーム後
雁行して複雑な間仕切壁を単純化し、作りつけの家具を撤去して部屋がのびやかになった。
リフォーム前 リフォーム前
オープンスタイルのダイニングキッチンであるが、内部建具と同じ仕上げの扉を使ったキッチンセットと大理石タイルから重たい印象を得た。
食器棚や収納家具が作りつけられているスペースがダイニングキッチン部分を狭くしていた。
リフォーム中
床仕上げは変更することにしたが、床下がないので、排水管を壁沿いに配管しなければならなかった。リフォームのことを考慮した計画がほしかった。
リフォーム後
リフォーム後
食器棚や収納家具を撤去してもともとの家事室を広げたユーティリティを設け、ダイニングキッチン部分を広げた。
ダイニングキッチンではあるが、カウンターでキッチン部分と食事スペースを分けた。
最新の既製のスマートなキッチンセットを取り付け、カリン材の床とメリハリをつけ明るいダイニングキッチンになった。
リフォーム前 リフォーム前
食事スペース部分。作りつけのテーブルの後ろが通路導線になっているので
落ち着かない。
リフォーム後
リフォーム後
西側の窓側にダイニングセットを置き、ダイニングキッチンではあるが、 対面式キッチンのカウンターでキッチン部分を囲い食事コーナーを落ち着いた場所とした。
リフォーム前 リフォーム前
腰までが大理石タイル貼りで壁と天井が板張りの浴室であった。
壁換気扇だけでは、換気が悪かったのであろうか、板張りが非常に傷んでいた。
リフォーム中
腰タイル部分も取り替えることになり撤去してみたら、防水槽が傷んでいたので防水しなおした。
リフォーム後
リフォーム後
床・壁を表情をもった白タイル貼りとし、天井も白の浴室用天井材を張った。
天井に換気・乾燥・暖房機を設置した。
天窓からの北側の光が反射して、明るい浴室に変身した。
リフォーム前
リフォーム前
リフォーム前
客用を兼ねた便所兼化粧室である。
玄関ホールと同じ大理石タイルの床である。壁が御影石タイルであったので、落ち着いてはいるが、重々しい印象であった。
曲のある照明器具が、K氏には気に入らなかった。
リフォーム中
床仕上はそのまま利用したので、配管関係はすべて壁沿いにしている。
リフォーム後 リフォーム後
リフォーム後
壁と天井は壁紙貼りである。
便器はアイボリーにし、手洗いは薄型の人造大理石カウンターとした。
化粧鏡もデザインされた小型のものに変更し、明るい印象になった。
■リフォームを終えての感想
都心のこのようなタイプの事務所ビル兼オーナー住居といった建物は多いと思うが、 オーナーが替わった場合や賃貸用に転換する場合に間取りや設備をリフォームしやすいよう、 SII(スケルトン・インフラ・インテリア)の考え方の建て方のビルが増えることの必要性を実感した。
■基礎データ
家主:K氏
住所:東京都千代田区
種別:改修
面積:既存120坪(内、改修部分110坪)




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