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『ピヨちゃんも喜ぶ、夏涼しく・冬暖かい家』
■施主:T様
■ハウスドクター:住宅リフォーム研究所 未来空間 田村 馨
■施工会社:石田工務店
□参加工事会社: [ガラス・サッシ:(株)総合エクステリア和田工事店][電気:曽根電気]
[水道:(有)南台設備][塗装:佐藤塗装店][畳:浜崎畳店]
[内装:(有)下山表具店]


■プロローグ
東京都内のマンション3階にお住まいのT様。建物は築15年目を迎えていました。
新築当時から「しっくりこなかった」とおしゃる重厚な造作材と、結露などでカビっぽい感じのする「暗いイメージを払拭できないか?」 「もっと明るく楽しく」と思われていた矢先に・・・
新しく家族の一員となるべく、インコの「ピヨちゃん」がやって来たのです。

施主の奥様は画家。叔父様は陶芸家・・・芸術一家かと思いきや、ご主人様は生物の先生・・・
そこで、ご主人様には「カビを完全に無くす事の困難さ」を指南いただき、 逆に我々が勉強になった事が多くありました。
そんなT邸のリフォームは単純に化粧を変えておしまい・・・なんて通用するはずもありません。
我々も内心(こりゃ気合やな。一筋縄ではいかんな・・・と)またプレッシャー?を感じながら、 リフォームのサポートを始めました。




■大切なコミニュケーション
「だいたい一般的なマンションは、スイッチや照明の位置も計算されていない」 「都会だと隣近所の目線が気になるけど、マンションは窓の位置を勝手に変えられない」 「使う人に合わせた住まいにするには、ある時期に思い切った改装が必要」お客様との会話の中でやりとりされた数多くの言葉が集積され 「本当に求められている内容は何か?費用対効果でご満足をいただくために優先順位をつける必要がある」そう思い、 我々は「T邸にとって最高な事」をキーワードに建物の現況調査と長期的居住計画を考え「ポイントスケルトンリフォーム」をお勧めしました。
これは「場所を決めて躯体のみ残し、完全に解体して1からやり直す」というものです。
築15年目のT邸は、マンション自体が鉄筋コンクリート壁構造というものでした。 それは柱や梁ではなく壁で構造をもたせているため、撤去出来ない壁が多いという事を頭に置く必要がありました。
◇工事のポイント
(1) 建物の前面新しく建ったマンションからの目線を気にせず、家族と一緒にピヨちゃんも嬉しい「明るい日差し」を採り入れる。
(2) バリアフリーを徹底したうえ、各部屋すべてを開放した状態で走り(飛び?)回れるようにした。
(3) 開放感と気密性の両面効果を計算し、断熱・結露対策など施し、居住環境性能を向上させた。
(4) 住む人の使い勝手(動作域)に合わせたスイッチ、照明器具などの選定を大切にした。
(5) 無垢材使用やインテリアの効果で気分的にも「軽く・明るく・楽しい」効果を得るように。
(6) 画家である奥様の作品展示をも可能にしたギャラリー風室内を演出。
 ★そこで!以上の事を徹底したら・・・結果的に「光熱費等の減少・省エネ効果」が現れた事実。


◇工事プロフィール
(1)重厚感のある造作材の既存室内。
結露などで湿っぽく感じられる要因のひとつには、下地断熱材などとの複合要因が考えられた。
(2)スケルトン状態に解体します。
躯体があらわになりますので、構造の劣化や電気配線の改修なども確認可能になります。
鉄筋コンクリートはこの躯体さえしっかりしていれば、かなり長くもちます。


(3)断熱材は外に面するところは、隙間無く充填します。
特に窓サッシ廻りなど先の細いスプレー状のものでしっかり充填すると効果があります。


(4)床をコルクタイル、建具など枠廻りはタモ無垢材を使用。
自然素材と温かみのある触感を大切にした。
建具そのものもすべてオーダーメードとし、引き戸中心・各部屋の全開口を可能とした。



(5)インテリアは色の専門家でもある奥様中心に、照明器具ひとつひとつまで我々もご一緒して選定。
ウィンドスタイルとしては、新しくできたマンションからの目線を遮り、採光を考慮した和紙風ブラインドにカーテン。


■お客様からのコメント(エピローグ)
工事について・・・
「断然居心地が良くなった。エアコンの効き具合や電気代に表れていますね。小さな部分へのこだわりの積み重ねは大切ですね。」
「リフォームの依頼先として大切な選定基準は、まず人でしょうね。設計・現場監督さんと、大工・職人さんが現場で戦ったりしてるのは面白いねえ。あえて言いづらい話も、お互いがしっかりコミュニケーションできるかどうかが大切だね。」
そして一言
「満足しています。ピヨもおそらくね(笑)」


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