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■第1回 手乗りの鳥の育て方と病気
 はじめまして。千葉市の緑区で鳥と小動物を中心にした動物病院を開業している金坂です。 今回より12回の予定で鳥をテーマに書かせていただくことになりました。 ただ、鳥だけですと範囲が広すぎますので、「各種の鳥の飼育法と病気」をテーマに絞りましたが、急に変更があるかもしれませんので、ご了承ください。

 手乗り鳥は、さし餌の雛が、食欲不振、下痢、嘔吐、削痩、膨らんで寝ているなどのトラブルで来院される方が多く、 真菌(カビの仲間)が検出される割合は8〜9割にも達します。消化管真菌症とは、カンジダ等の真菌が消化管内で増え結節病変をつくる病気です。 雛が真菌症にかかるのは、間違った給餌方法に起因するものがほとんどです。 雛に与える粟玉は、お湯でふやかしただけではなく、ひと煮立ちさせて十分殺菌して下さい。 なぜなら、粟玉はむき粟と卵黄で作られているため、保存期間が短くカビたり変質しやすいからです。 最近では、バードフードが海外から輸入されており、パウダータイプの雛用の餌を使用しても良く育ちます。

 粟などの種子にはビタミンAが無く、不足すると皮膚や粘膜の抵抗力が低下するので、必ず小松菜などの青菜を擦って混ぜましょう。 給餌の回数は、鳥の大きさによって違いますが、セキセイインコでは90分〜2時間おきに1日7回位が目安です。 食べた餌は、食道の一部が拡張した“そのう”と呼ばれる場所に一時的に停留します。 しかし、1日2〜3回しか与えず、“そのう”がめいいっぱい膨らむまで食べさせると、長時間停滞するため発酵しやすく、真菌症の原因になります。 ぬれた粟玉は非常に腐りやすく、その都度、食べる分だけを作るようにしましょう。また雛のいる部屋は25〜30℃になるように保温して下さい。

 消化管真菌症は、生命に関わる疾病です。おかしいと思ったら早めに動物病院に連れていって下さい。
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