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■第12回 うさぎはしつけ次第でこれだけ変わる
 さて今回が最終回です。獣医師の私が"しつけ"の話をするのはお門違いな気がしますが、 健康を守るためにしつけが重要となることが多いので、ここで取り上げさせてもらいます。

 抱っこのできないうさぎさん、多いですよね。抱っこができないといざという時困ります。つまり外へ逃げ出してしまったり、 家の中でどこかにはまってしまって抜けられなくなったり、何か危機一髪という局面に至った時には抱っこできないと危険が回避できません。 抱っこ嫌いのうさぎを無理に抱こうとして骨折などとんでもない怪我を起こさせることもあります。 また、抱っこできない子はお薬をのませることができないので、みすみす病気を重くしてしまうことがあります。 小さい時から抱っこできるうさぎにしつけておくことは、とても大切だと思います。

 その他にも、ブラッシングができないうさぎは皮膚病や胃の毛球症になりやすくなりますし、 ケージの扉を齧る悪癖のついたうさぎは前歯の不正咬合になる危険があります。 フードのおかわりを要求する癖がついてしまったうさぎは肥満しやすく、肝臓を損なう恐れがあります。 ケージに戻されるのを嫌がるからといって、一日中放し飼いにすると、様々な事故のもととなります。

 人間の子供にしつけをしないと、困るのはその子自身ですよね。うさぎのしつけもうさぎ自身のためなのです。 可愛いからといって、うさぎの言うなりにしているとかえって不幸が及ぶということを考えてください。 うさぎは賢い動物です。上手にしつけて、けじめのある立派なうさぎにしてあげましょう。
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