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■第11回 うさぎの麻酔は危険だと、なぜ言われるのか
 うさぎの麻酔は危険だとよく言われますが、その本当の理由はあまり知られていないようです。 実はうさぎの麻酔は犬や猫の麻酔より危険ではありません。ならばなぜ、うさぎの麻酔は危険だと言われるのでしょうか?

 うさぎという動物は、病気になった時にあまり外に症状を見せない傾向があります。 つまり我慢強く、かなり具合が悪くても食べるし元気に振る舞うものなのです。ですから飼主さんが異常に気づき病院に連れて来られた時には、 意外なほど重症であることが多いのです。それが手術の必要な病気であれば、麻酔して手術ということになるのですが、 すでに重症であるために結果が悪いということになりがちなのだと思います。

 それならば避妊や去勢のように健康な時に麻酔と手術をするならば問題はないはずです。 それでも動物病院では麻酔の危険性をことさらに強調されるかもしれません。動物病院では犬や猫の患者がほとんどを占めていますから、 麻酔を施すのもほとんどが犬や猫であり、うさぎに麻酔をかける回数は犬や猫の10分の1、20分の1以下というのが普通です。 動物により麻酔の仕方は異なりますし、慣れない動物に慣れない麻酔をかけるというのは獣医師にとって非常にストレスの大きい仕事となるのです。

 それではあなたのうさぎが手術を受けなくてはならない場合、どうするのが最善でしょうか? 結論的には、担当医と本音で十分に話し合うことだと思います。麻酔を必要以上に怖がってみすみす救える命を失うのはしのびないと思います。
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