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■第3回 健康の第一歩は食生活 -乾草とフードの並食作戦
 食生活の中で今回は"主食は何にするか"を考えたいと思います。 ラビットフードは長年にわたり実験用や繁殖用のうさぎに対して使われてきており、 栄養素の欠乏症や過剰症が起きにくいことが確かめられている点で優れています。しかしラビットフードはどうしても繊維が不足しがちです。 繁殖用のうさぎならばカロリー要求が高いのでそれに合わせた分量のフードを食べると繊維量は十分なのですが、 お家でのんびり暮らすうさぎではカロリーを合わせると繊維まで不足してしまうわけです。 それに加えて乾草を粉にして成型するため、繊維が細かすぎるという弱点があるのです。 繊維が細か過ぎますと臼歯(奥歯)を正常にすり減らすような下顎の左右運動が十分になされないため、 様々な臼歯のトラブルのひとつの原因となってしまう可能性があります。 また繊維が細か過ぎることと繊維の不足は胃の毛球症の発生頻度を高めると考えられます。 さらにまた、盲腸の異常も繊維量と密接な関係があることが証明されています。

 そこで"主食は何にするか"ということになりますが、ラビットフードの栄養バランスは捨て難いので、これを主食の半分にします。 そしてあとの半分は乾草にします。半分というのは重さで半分ですから、見た目では1対4くらいの感じでしょう。 そうすれば長くて硬い繊維を乾草から採ることができますし、繊維の摂取量もちょうど良くなります。 家庭飼育のうさぎの理想的な繊維量は20〜25%と考えられており、 繊維15%のラビットフードと繊維30%の乾草とを半々で食べれば22.5%の繊維を採ることができ、理想的なわけです。

 以上の説明は生後6ヵ月から7歳くらいまでの若年から中年のうさぎにのみ当てはまります。 6ヵ月までの成長期にはそれよりもフードの比率は高い必要がありますし、7歳以上の高齢期にはフードの比率をもっと減らした方がよいと思われます。 また個体差がありますから、太ったうさぎと痩せたうさぎ、食のいいうさぎと食の細いうさぎ、みんなを一律に語ることはできませんし、 また持病を持ったうさぎなどでは、別個に考えなくてはならないのは言うまでもありません。 次回はもう少し具体的にお話を進めます。
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