病気には予防できるものとできないものがあります。
予防といっても予防注射をうったりすることばかりではなくて、日頃の食生活で予防できる病気、飼い方の注意で防げる病気や怪我があるということです。
避妊手術や去勢手術で予防できる病気もあります。
私が97年98年の2年間に調査した結果では、うさぎの三大疾病は皮膚病、胃腸疾患、歯の病気であり、この3つで全体の60%を占めていました。
他に多かったのは目の病気、子宮の病気、泌尿器の病気などでした。
さて、これらの病気の中で"飼い方"が原因の一翼を担っていると考えられる病気をピックアップしていきますと、およそ8割以上になってしまいます。
面と向かって飼主さんに「あなたの飼い方が悪いからあなたのうさぎは病気になったのよ」とは言えませんが、
それを飼主さんにわかっていただかないことには、また同じことが繰り返されるわけです。
逆に言えば、飼い方がよいうさぎ、特に若いうさぎは病気になりにくいものだということですし、
みんなが良い飼い方になったらうさぎの平均寿命はずっと延びると思います。
食生活が良ければ、胃腸疾患のほとんどと歯の病気の多くは防ぐことができ、また泌尿器の病気の大半も食餌との関連があります。
皮膚病は飼育環境(特に湿度と衛生状態)が大きく影響しますし、ブラッシングなど皮膚と毛の手入れが関係します。
それから多くの怪我や骨折、脱臼なども飼い方と密接な関係があるといえるでしょう。
子宮癌など子宮の病気は避妊手術で予防できますし、オス同士の喧嘩による怪我は去勢手術が有効です。
目の病気にも飼い方で予防できるものがいくつかあります。
飼い方ひとつで防ぐことのできる病気は是非防いでいだきたいものです。次回からは飼い方のポイントを具体的に述べていきます。 |
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