心療内科や精神科では、抗不安薬や抗うつ薬などを症状に合わせて使用します。
行動療法による心理治療の場合に、薬以外によく処方するのが系統的脱感作法という技法です。
4話・5話にも出てきましたが、覚えていますか?紙面の関係上、簡単に解説しておきましょう(『エヘン!』と咳払い)。
足元に寝ていた愛犬アニーが、反射的に顎を膝に乗せてご褒美を期待して上目づかいで見上げる)。
この技法は、不安・恐怖の治療法としてウォルピによって開発された技法です。
不安・恐怖などを引き起こす刺激に対して、そのような反応を引き起こさない程度の少量の刺激から徐々に刺激の程度を強めながら
その刺激に反応しなくなるようにする手続きです。
(1)不安・恐怖を引き起こす刺激の度合いや特徴をあらゆる角度から観察する
(2)不安・恐怖を抱かない程度から強度を徐々に強めるように段階的な階層表を作成する
(3)治療中には、極端に不安や恐怖を引き起こす刺激にさらさないようにする
(4)各段階の治療過程は短時間に頻繁に行う
(5)最初の過程でイヌをできるだけリラックスさせておく
(6)階層表の最下部の刺激をできるだけ穏やかに与える
(7)イヌが明らかに不安や恐怖を示さなくなるまで、この刺激を繰り返し与える
(8) ここから刺激の段階を上げていきながら、5、6、7の順に繰り返す
どうです。わかりましたか? アラアラ、アニーは寝息をたてています。 |
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