ユウジくんは10ヵ月のゴールデンです。
スリッパや靴、袋類などくわえ込んではお姉ちゃんのベッドの上に乗り、それをとろうとするとうなり、時には噛みつきます。
自分の好みの場所からどかせようとすると、うなったりすることもあります。
ご主人は反抗的な(ヒトがそう解釈しているだけで、原因はヒトにある)ユウジくんを力ずくで従わせようとします。
もちろん、ご主人を真のリーダーと認識していないユウジくんはご主人をガブリ。
ユウジくんに対して、優位性攻撃と占有性攻撃で幼犬期からの不安症状をベースに持っていると心理診断しました。
優位性攻撃とは、自分が飼い主より高い階級にいて、家族に対して攻撃的な行動を示すのに加え、
自分が優位な支配的な立場にあるという姿勢(ディスプレー)をしばしばとることで判断できます。
同時にこういったイヌは、好きな玩具や食べ物に近づくヒトにうなったり、噛んだりという占有性の攻撃がしばしば見られます。
さて、ユウジくんはどうなったかって。医学的には去勢を行い、私の専門の行動療法によるカウンセリング(攻撃的行動を引き起こす刺激を避ける。
イヌの行動・寝場所をコントロールする。服従訓練を徹底し、適切な行動には報酬を。
ヒトが優位な姿勢を強いるが決して対決しない。不安の軽減など)に加え、補助剤として薬物を投与しました。
家族のチームワークのおかげで症状は軽快。今はとても人なつっこいどこにでもいるゴールデンに。 |
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