ペコハウストップページ ブログの書き方
■第7回 漢方薬-その1-
「漢方」とは、日本の伝統医学であり、西洋医学の「蘭方」と区別する為につけられた名前です。 漢方薬は「証」という漢方の診断法によって処方された薬です。「西洋医薬には副作用があるが、漢方薬には副作用がない」という考えは誤りです。 患者の症状と体質に合わせた「証」を立てるため副作用が少ないというだけです。 カゼという一つの疾病に対しても、葛根湯、桂枝湯、麻黄湯、小青竜湯、五苓散などなどの処方が考えられます。 一方、小柴胡湯が肝臓や肺に繊維症を引き起こすなど副作用の報告もあります。 「西洋医薬はすぐに効く。漢方薬はゆっくり効いてくる。」、「西洋医薬は急性症に有効。漢方薬は慢性疾患に適する。」、 「西洋医薬は短期間で使用中止しないと副作用が出る。漢方薬は長く使っても安心。」などという概念も誤りです。 西洋医薬でも、多くの強心剤、塩化リゾチームやトラネキサム酸などの消炎剤などは長期使用が可能です。 一方、カゼの例で述べた麻黄湯や葛根湯などは、急性のカゼに速効的に効果があります。ただ、これらの漢方薬は余り長期に連用しない方が良いと思います。
西洋医薬にしろ、漢方薬にしろ、「薬」にはかわりないのですから、使用に際しては十分注意が必要ですし、獣医師の指示を仰ぐべきだと思います。
TOPページ