人体で鍼灸が非常に良く効く症例に、筋肉や関節の痛み、急性炎症の初期、痔、消化器のケイレン、打撲の疼痛、
むち打ち症などがあげられています。当動物病院での主な症例は腰麻痺です。
その原因は変形性脊椎症や椎間板ヘルニア、脊椎損傷など種々ですが、いずれにせよ後肢が麻痺して動かなくなっています。
変形性脊椎症などの場合は短期間で改善されることが多いのですが、脊椎損傷では完全な回復は難しく、治療期間も長期に及ぶ為、飼い主さんの根気が必要です。
脊損で完全に治らないまでも鍼をしないと調子が悪くなるということで週1回位通院されている方もいらゃっしゃいます。
珍しい例では、猫の慢性化した鼻気管炎に施術して良好な結果を得たことがありました。
本来東洋医学は、陰陽五行と経絡、経穴の運用によって診断と治療を行います。脈診と言って、脈をみることによって診断することもあります。
身体の電気抵抗や温度を測定して治療穴を求めることがあります。
まあ、いざとなったらマニュアルに出ている動物の経穴の位置を確認して治療を施す方法も考えられます。
いずれの方法を取るにせよ、動物の場合解り難いため、私は指頭の感覚に頼って経位を決めています。 |
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