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■第5回 鍼灸修行の話し
何を始めるにしても練習は必要ですし、訓練しても資質がなければものにならないことだってあります。 マラソンにしてもいきなり42.195km走って金メダルが取れるわけではなく、むしろ完走すらできないと思った方が良いでしょう。 しかし、殆どの人が「走ること」はできるわけですから、自分もやればあの位のことできると思い込んでしまう困ったちゃんもいます。

鍼灸学校での訓練は鍼の場合、
1. 片手で鍼管を保持し、これに鍼を通すことを繰り返す通称「鍼落とし」。
2. 鍼管に片手で鍼を入れ刺しする時の構え」を作る練習。
3. あき缶にヌカを詰めセーム皮を張り、これを皮膚に見たてて鍼を刺入する練習。 この時期は野菜から机まで至る所に鍼を刺入する練習をしてました。
4. 自分の足に刺す。
5. 生徒同志刺し合う。この時、下手な人と組むと痛い思いをします。 下手な人ほど「大丈夫だよ」とムチャするもので、私もその餌食となり、鍼を刺された所に半年以上も痛みが残っておりました。
灸の場合
1. 白紙に線を引き、その上に正確な距離を保ちながら均一の大きさの米粒大の灸を丸めて作り乗せて行く。
2. これに火を点け、紙が焼け焦げない程度に灸を作れる練習をする。 下手は人が作るお灸は燃焼温度が高いために紙が焼け焦げて穴があいてしまいます。 私の腕には訓練を受ける前にすえてみたお灸の痕が未だクッキリと残っている次第です。
1.2.が出来るようになってから
3. 自分にすえ
4. 生徒同志すえる
という手順で訓練を進めます。
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