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■第1回 私と日本猫
私は物心がついた時から片時も猫のいない日は覚えがない、という程猫との付き合いも古くなった。
名前はチー(ちび)だが、馬鹿でかい体躯のボケ猫「チー公」に始まって、子猫を産みっ放しの怠猫「ミーちゃん」。 物も言わずに家出をしてしまった「クロ」。予知能力を持っていた「太郎」。 鏡を見ていつも気取っ仕草をしていた化け猫の「カスリちゃん」。天井を逆さに走ったり、夜中に廊下を2本足で歩く「さる君」など、 それぞれが個性的な性格を持つ愉快な仲間達であった。
中でも「太郎」は特に印象が強く、私の生涯の友人でもあり、今でも私の心の中に生き続け、人間のずるさ、汚さを私に教えてくれる大切な師匠でもある。
体重はなんと8.5kg。決して太っていたわけではない、骨が異常に重いのだ。
とてもケンカが強く耳はズタズタに裂け、「お宅の猫にウチの猫が苛められた」といつもご近所から叱られる毎日であった。
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