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■第5回 衝動飼い・・・にご注意
  このコラムで今年の札幌は雪が少ないと書いてきましたが、 終わってみれば(まだですけど・・)平年以上の積雪となりました。

  北海道の春は一気にやって来て、梅も桜もタンポポもいっぺんに咲きだすといった感じです。 生活も活動的になり、ペット業界も大々的にセールを行い、普段あまり動物に感心のない人たちも、 つい立ち寄って衝動的に動物を買って(飼って)しまうことがあります。 イヌやネコであればなんとか一緒に暮らしていけるかとは思うのですが、あまり生態の知られていない子たちはどうでしょうか。

  昨年の事ですが、ある朝突然「ハリネズミを診て下さい」と駆け込んで来られました。 「エッ?」と思ったのですが、同じほ乳類なんだし、詳しい友人もいるから指導してもらいながら診ようと思いなおし、上診しました。 飼い主サン曰く、「札幌中の病院に電話したけど、全て断られた」とのこと、かなり深刻な症状なのかと緊張しながら、 「どうされました?」「・・・・・ツメ切ってほしんですけどー」ホッとしたというか気が抜けたというか。 その後もハリネズミのガンガン君は度々来院され、小生も多くの事を勉強させてもらいました。

現在、イヌ、ネコ以外の動物たちと暮らしている方も多く、来院数も多いのですが、基本的な飼育法をご存知ない方も多く、 動物が苦しんでいる状況に遭遇します。もちろんそのような飼い主サンに正しい(と思われる)飼育法を説明するのも私達の仕事ですが、 生態のよく分からない動物を衝動的に飼うことのない様にしてもらえたら、と思います。

  ペットショップに売っているからといって、その動物の生態を理解しているとは限りませんし、 売れればまた仕入れるのが商売ですから、また不幸な動物が増えるかも知れません。
ガンガン君はある夜、なんの前触れもなく、家族のふとんの中で冷たくなってました。 ご家族は大変悲しみましたが、ガンガン君はおそらく札幌で一番幸せなハリネズミだったと思っています。
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