ペコハウストップページ ブログの書き方
■第2回 おじいちゃんに徹する
前回は、空気のコントロールをすれば、ある程度犬もコントロールできるのではないかというお話をしました。 伝えきれない感があるのでもう少し具体的に書かせてください。 よく聞く話ですが、「しつけ教室などに行くとトレーナーさんの前ではおりこうなのに家に帰ると元に戻っちゃう」 実はこれも空気のコントロールが関係しています。また最近はトリミングサロンも人間の美容室のようにガラス張りの所が増えました。 愛犬がどんな様子でカットされているのか見ることが出来ますね。その時にご家庭にいる時と違った愛犬の姿を見れたりします。 「私がお手入れをすると嫌がるのに、トリミングテーブルに乗っておとなしくしているわ」 もちろんこれも空気のコントロールが関係しているのです。例に挙げたドッグトレーナーやグルーマーさんたちは、 常に自分と愛犬の間に独特の空気を作ります。愛犬本位ではなく、トレーナーやグルーマー本位でもない、 お互いに心地いい空気の中で気持ちの良いコミュニケーションを始めるのです。 トレーニングやトリミングもこの状態から始めると犬も気持ちよく人間の言うことに耳を傾けてくれるので作業の効率はぐっと上がります。 動物病院の先生方やドッグショーで活躍するハンドラーさんなどもとても上手に犬をコントロールしているように見えますが、 先ずは自分の伝えたいことを聞いてもらう環境作りから始めているようです。 愛犬に何かを伝えたり、愛犬と何かを始めようとするときには、先ずは雰囲気作りからはじめて、 愛犬が耳を傾けてくれるように仕向けてあげることが大切だということを感じていただけたでしょうか。 では、実際に私が24時間お客様の愛犬をお預かりして複数の犬たちと同じ空間で過ごし、 空気のコントロールをどのように考えているか少し紹介します。 (私はお預かりをしている愛犬たちを孫だと思いながら生活をしていますので、ここでも預かりの犬は孫犬とさせてもらいます) この孫犬たちは、自分の家とは全く違った環境で過ごすことになります。 匂い、トイレの場所、時間の過ごし方から散歩のコースまで何から何まで違います。 一番大きく違うのは、自分の親がそばにいない事。私たちがどんなに犬の専門家になっても、 孫犬にとってはそんな知識や経験は知ったこっちゃない。そこで私は、犬の生態や起源などの知識を身につけるより、 この孫犬のことをもっと知りたいと考え始めました。そして、孫犬にとって先生でもなく友達でもない、もちろん親の真似でもなく、 この子のおじいちゃんになろうと考えたのです。小さいころおじいちゃんやおばあちゃんの家には独特の匂いや空気を感じました。 やさしい、楽しい、いろいろな空気が漂っています。自宅とは違う雰囲気を持っています。 おじいちゃんおばあちゃんの振る舞いが匂いとなり、その空気を作っているのだと思います。 私は犬のおじいちゃん。 少々甘やかせようが、本気で孫犬と向かい合い、おじいちゃんに徹することで犬に聞いて欲しいこを伝えるようにしています。
TOPページ