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■第4回 食物関連の皮膚病について
 今回は、食物が関連する皮膚病についてお話いたします。 通常私たちは食物アレルギーやアトピーという言葉を耳にする事があると思いますが、 実は人間と同じように犬や猫にもこのような病気が起こります。
 まず、犬ですが皮膚の状態として痒みがあるが発疹が少ない。 また症状としては外耳炎という形でのみ出てきたりします。 また痒みに伴って消化器症状としてオナラがよく出る、おなかがよく鳴る、便の回数が多いなどが見られることもあります。
 好発犬種としては、アメリカン・コッカー・スパニエル、ジャーマン・シェパード、ゴールデン・レトリバー、 ラブラドール・レトリバーなどが挙げられます。次に猫の皮膚の状態としては前脚・背側・尾部・腹部の対称性脱毛、 かさぶたを伴う頭・頚部の自己損傷、過度に舐める事によるケロイド状の傷ができたりします。
 ではどのように治療を進めていくかというと、人間とは違い残念ながら犬・猫に関しては血液のアレルギー検査の信頼性が低いのです。 そのため基本的な治療としては、今まで食べた事の無いものだけを最低4週間与えてください。 しかし実際このことを実行するのは非常に困難になります。 なぜなら栄養のバランス問題・散歩時の拾い食い・嗜好性の問題(特に猫)が伴ってくるからです。 またアレルゲンとしては、大豆・鶏肉・牛乳・とうもろこし・牛肉・小麦・卵・ラムなどが挙げられますが、 この中で注目していただきたいのはよく市販のアレルギーとうたっているフードの成分の中にはよくラムが使われている事です。
 そこで利用していただきたいのが獣医さんの所で手に入る処方食です。 この処方食には、ナマズ・カンガルーなど日本で普通の生活をしているとおそらく食べた事の無いであろう物を使った食事や、 最近販売が始まったアレルギー反応を誘発しにくい加水分解蛋白を使用したフードなどが出ています。 こういった処方食を利用し、獣医さん、そして家族皆さんで協力して診断を進めていって下さい。
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