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■第3回 異物による消化管の閉塞
  ウサギは食べ物でない物を誤って飲み込んでしまい、 それが胃の出口(解剖用語では幽門と呼びます)や十二指腸を詰まらせてしまう(閉塞してしまう)ことが良くあります。 同様のことはイヌやネコでも起こりますが、ウサギではイヌやネコとは異なり食べた物を吐き出すこと(嘔吐)が出来ないため、 より起こりやすいようです。
  原因となる「食べ物でない物」には毛球(毛繕いの際に飲み込んでしまったウサギ自身の毛が胃に貯まり、 縒り集まって塊となったもの。閉塞の原因の中でこれが最も多い)、じゅうたん、ペットシーツなどが含まれます。
  閉塞が起こるとウサギは急に元気がなくなり、餌を殆ど食べなくなるほか水も飲まなくなります。 また便が出なくなります。同時に痛みから背中を丸めていることが多くなり、場合によっては歯ぎしりをすることもあります。 さらに体温の低下が見られることもあります。
  本疾患は、急速に悪化することも多く、回復しない時は死に至ります。 動物病院では、通常、触診とレントゲン検査、血液検査によって診断および予後の判定が行われます。
  治療としては、鎮痛薬の投与、静脈または皮下への点滴、経口的な水分やミネラルオイル等の投与、 その他の内科療法を行いますが、重症の場合には手術によって詰まっている物を取り除くことも行います。
  予防法としては、じゅうたんなどをウサギが誤って食べてしまわないように十分に注意すること、 まめにブラッシングをして抜け毛を取り除き、毛繕いの際にウサギが食べてしまう毛の量を出来るだけ減らしてあげること、 繊維の豊富な餌を与え食べてしまった毛の排泄を促すことなどが挙げられます。 狭いケージに閉じこめたままにせず適度な運動をさせてあげることも予防に効果があるようです。
  そしてもしウサギの食欲が低下したり、 糞便の量が少なくなったり糞便のサイズが小さくなったりしたら出来るだけ早く獣医の診断を受けることが大切です。
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