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■第17回 カメレオン病気
  さて、カメレオンを飼育し始めて順調に行っているようでも病気に対しての対策は必要です。 カメレオンに多く見られる病気と予防を紹介いたします。

  まず予防についてですが、カメレオンはストレスに非常に弱い動物です。 不適切な環境や食事、接し方は過度なストレスを与えてしまいあらゆる病気のきっかけになります。 まずは極力ストレスを与えないように最大限の努力をして下さい。

◆寄生虫
  まず一番多い疾患の一つが寄生虫です。最近は繁殖された個体が出回るようになって寄生虫も減ってきましたが、 ワイルドの個体では殆どのカメレオンが寄生虫を持っていると言って過言ではありません。 もちろん繁殖個体でも時々見かけますが、ワイルドの個体は導入した段階で糞便検査をする事をお薦めします。
  寄生虫には線虫類や原虫類の他に皮下線虫(フィラリア)も存在します。皮下線虫は糞便検査ではなく、血液検査が必要です。 いずれにしても検査で発見されたら駆虫が必要です。カメレオンの場合、寄生虫がいても全く症状を出さないケースが良くあります。 これは不顕性感染と言われますが、この場合でも健康状態が良いうちに駆虫することをお薦めします 。皮下線虫に関しては外科的に切除しないといけない場合もあります。

◆くる病
  栄養のバランスが崩れた食事を与えている場合に陥る病気です。 実際飼育下で栄養状態が保たれているカメレオンは少なく、かなりのくる病予備軍がいると言われています。 これは治療が難しいので出来る限り予防する事です。予防方法はコオロギなどの餌をそのまま与えるのではなく、 コオロギ自体に十分栄養を与えて栄養価の高い状態のものを与える事です。 また、日光浴が十分に出来ない場合は紫外線のライトを常備したり、カルシウムやビタミンD3を定期的に与える事も予防になります。 ただし、カルシウムやビタミン剤などは過剰に与えすぎても良くないので投与する場合は注意が必要です。

◆呼吸器感染
  カメレオンの疾患の中でも一番死亡率の高い病気です。口をあけて呼吸をしだしたら要注意です。 早期に治療や補液をしないと助からないケースが多いです。 私自身飼育していたカメレオンも、呼吸状態が悪くなって直ぐに処置をしましたが間に合わなかった苦い経験があります。 この病気も栄養不良や環境の不備などが大きく関わってきます。口をあけて呼吸をしだしたり、 唾液がたまり始めたら直ぐに病院へ連れて行ってあげてください。とにかく早期に治療が必要です。

  カメレオンの病気に関しては資料も少なく、私自身が診療で見かける疾患を3つだけ記述いたしました。 もちろん他にも色々ありますが、最後に1点だけ注意をして欲しい事は「目は口ほどにものを言う」です。 カメレオンは調子が悪いと直ぐに眼が陥没します。眼の陥没は脱水症状など様々な異常のサインなのです。 ストレスをかけないためにも出来るだけ触れずに、且つ変化に注意をしながら見守ってあげてください。 そして異常を見逃さずにして、もし異常があれば直ぐに病院へ連れて行ってあげるようにしてくださいね。
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