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■第15回 カメレオン環境 I
  さて、カメレオンを飼育しようと思う方はまず環境の準備をしてあげなくてはいけません。

  先にも説明してきましたが、カメレオンは触ってスキンシップを求める生き物ではなく、 あくまでも見て楽しむ生き物であると言うことを忘れないで下さい。 言い換えればカメレオンはガラスのような生き物ですので環境作りも上手く飼育する重要な要素になってきます。 カメレオンは触ったりするストレスだけでも免疫力が低下するといわれていますので、環境も出来るだけ自然に近く整えてあげましょう。

  まずは飼育するケージです。カメレオンは樹上で生活しているので平面の広さだけでなく高さを十分に取る必要があります。 カメレオンの種類を説明する時に簡単に書きましたが、カメレオンは種類によって大きさにかなりの差があります。 市販の飼育用ケージでカメレオンに使える物もありますが、出来れば種類に合わせたケージを自作で作ってあげたいものです。 どうしても市販の物を利用する場合は水槽や鳥カゴ等を代用する形になります。

  水槽は温度や湿度の管理がし易く、観察も容易です。 また、餌として与える昆虫(主にコオロギ)が逃げにくいと言う長所がある反面通気性が悪いと言う欠点もあります。 またガラス製の水槽の場合は日光浴をしても紫外線がカットされてしまいます。

  カゴは通気性も良く紫外線も十分に通しますが、餌が逃げやすく温度や湿度の管理が難しくなります。
  ちなみに私の場合は水槽の上部に鳥カゴをジョイントして隙間を無くすようにしたタイプと、 木の枠で縦型の直方体を作り下3分の1の部分にアクリル版を、上3分の2に金網を張ったタイプの物を自作しました。 カメレオン飼育はこう言った工夫からはじめる形になります。

  ケージが用意できたら中のレイアウトです。まず床材についてですが一部の種類を除いて基本的には必要ありません。 体調が優れない個体は下に降りることもありますが、産卵など特殊な状況を除けば下に下りる事も少ないです。 もし使用するのであれば専門店で市販されている衛生処理のしてある物を使って下さい。 床材以外は出来るだけ自然環境を再現する形で観葉植物や枝などを入れてあげて下さい。 緑を入れてあげないと体色が悪くなる事もあります。ただし入れ過ぎると行動の妨げになったり、 エボシカメレオンなどはクレストに傷をつけてしまうことがあるので行動を見ながら最適な環境を作り上げていってくださいね。 何度もリフォームしてあげてやっと納得の行く家作りは完成します。

  また、快適な環境作りに欠かせないのが保温と照明器具です。 日本のように四季の変化がある環境では保温などをしないで飼育する事は不可能です。 そこでヒヨコ電球やパネルヒーターで全体的な保温をして、さらにスポットライトで部分的に30℃を越える部分を作ります。 全体的な保温と言ってもヒヨコ電球等のように距離によって温度の変化が出来る物が理想的です。

  離れれば20℃くらい、近付けば30℃と言うように温度変化をつけるようにしてあげてください。 ただし直接触れて火傷をしてしまう子も多いので直接触れないような工夫は必要です。 もちろんケージの大きさに対して適当でない保温器具を入れると暑くなりすぎて熱死してしまう事もあるので温度計などで温度を測ってください。

  さらにカメレオンにとって紫外線は欠く事の出来ない重要な要素です。 日光浴を出来る環境であればいいのですが、室内でガラス越しでは十分な紫外線は受けられませんし、冬場に日光浴をするのも不可能に近いです。 自然光に比べれば威力はかなり弱いですがUV灯は設置してあげてくださいね。 また、UV灯は品質の高い物を使用することをお薦めします。 紫外線は目に見えるものではありませんのでランプを設置する事で安心してしまいがちですが、 実際には殆ど紫外線の出ていないタイプの物もあるようですので・・・。
【参考として私が作成したケージの画像をご用意しました。】
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