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■第9回 モモンガの飼育環境 I
  さて、モモンガの種類や特徴は理解できましたか?それでは早速飼育する準備をしていきましょう。 まず前半は大まかな準備を、後半で温度など細かい環境を紹介していきたいと思います。 種類は違うもののモモンガもフクロモモンガも始めのセッティングは同じで構いません。

  まずケージについてですが、ケージは通気性が良く出来るだけ広めのものを用意してください。 本来なら3畳でもいいので部屋を一部屋与えてあげたいのですが実際問題そうは行きませんからね。 そのケージも最低でも高さは確保してあげてくださいね。もともと運動量が多い動物なので狭すぎると運動不足になってしまいます。 特に樹上で生活するこの子達にとっては横の動きよりも縦の動きが中心なので高さが必要になるんです。 途中に段差があるタイプなんかはお薦めです。ケージが用意できたら次に床材を決めていきます。床はケージに金網などが付いていても取り払ってください。 これは小さな隙間にでも脚を挟んでしまうことがあるからです。金網などを取り払った後は新聞紙やペットシーツを敷いておけばOKです。 トイレはケージの隅に用意して置きますが使う子は少ないようです。もし使わない子の場合は取り払ってしまっても構いません。 その分床材やケージをまめに掃除してください。

  巣箱は必ず用意してください。完全な夜行性なので巣箱がないとかなりストレスがかかってしまいます。 巣箱はケージの高い位置に設置します。リス用や、場合によっては小鳥用でも構いません。 餌いれと給水器備え付けのタイプで構いませんが、給水器は吸い口のついたものを、餌いれは口が広く食べやすいものを固定して下さい。 木製の餌入れは齧る事があるので陶器のものや金属製の方がいいかもしれません。

  最後に中のレイアウトです。ケージ内には回し車などを設置して十分な運動が出来るように備えます。 回し車に脚をはさんでしまって怪我をする子もいますので設置する場合は隙間をつくらないように工夫するようにしてください。 次にケージ内に上り下りできるような木の枝を用意します。設置する枝はケージの上から下まで届くようにしてこれも事故が起こらないように固定して下さい。 木の枝は出来れば複数渡してあげるのが理想です。

  いかがですか?イメージが湧いてきましたか? 私の病院の患者さんの中には途中で少し書いていたように部屋一部屋をモモンガたちの為に用意している方もいらっしゃいます。 モモンガやフクロモモンガは臆病で野生に近い部分があるのでストレスのかからない環境を用意してあげることは健康に生活させてあげる為に欠かせません。 これから飼おうと思っている方はまずは環境を用意してあげてください。
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