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■第12回 これからの日本の犬文化(飼い主さんたちへのメッセージ)
 今までは私が実際に経験してきたことをお話してきましたが、 今日は生意気にも私が希望するこれからの日本の「犬を飼うとき」の話をしたいと思います。

●犬との出会い「まず親犬から選ぶ」
 犬との出会いはいろいろありますが、ぜひブリーダーから飼う、ということにこだわって頂きたいです。 まず犬種について十分調べ、親犬を見て決める!というところまでこだわってみるのはいかがでしょうか?

 私が研修したシドニーのドックテックインターナショナルのジョン先生は、去年ロットワイラーの女の子を飼いました。 ブリーダーを選び出し、その子の母親を見て決めたそうです。 トレーニングに関して相当自信があるようで、必ず見に来い!との連絡があり今年の夏その子に会いに行く予定です。 また、去年から連絡をいただいているお客様で、親犬が妊娠中からご予約を頂いてた方がいます。 レオンベルガーの子犬ですが、電話を頂いた時は少々気が早い、と感じましたが、実はとても大事なことだと気づかされました。 ブリーダーは慎重に選ぶべきです。我が家の子犬、アクセルは2ヶ月齢で我が家に来たとき、トイレのしつけをする必要がありませんでした。 ブリーダーのところで済んでいたのです。子犬のトイレの習慣は、母親が便を舐め取らなくなった時からすでに始まっています。 それは、飼い主の手元に来るずいぶん前のことです。そこで、私は思うのです!飼い主さんの手元に来る前に、 プロであるブリーダーさんの元でトイレのしつけが済んでいたら、どんなに素晴らしいことかと! お客様から聞いた話ですが「飼い主に慣れないといけないので、生まれてからほとんど子犬に触っていません」と言われたそうです。 犬舎も見せてもらえなかったとのこと。 ベルギーの獣医師、ジョエル・ドゥハッス博士によると、子犬を人間に慣らすためには、赤ちゃんの頃から触ってあげる必要があるのです。

 次に気にしていただきたいのは子犬の年齢です。 ドゥハッス先生によると、最低50日は親兄弟と一緒にしておくべきです。 実際、それより早く手元に来て、落ち着きがない、甘噛みがひどいなどの問題行動に関するお問い合わせを、実際に非常に多く承ります。 子犬は悪くありません。ただ教わっていないだけなのです。

●しつけ
 しつけは子犬が手元に来てからすでに始まります。それは「訓練」と言われているものとは違います。 「しつけ」は必ずしも叱ることではありません。特別なことでもありません。撫でたり抱っこしたりの子犬との関わり方こそ、大切なしつけなのです。 訓練に関しては、6か月前の子犬に、あまり高度なことを要求するのは止めましょう! スワレ、フセ、マテなどのことを教える場合には、大好きなおやつをつかって楽しくやってあげて下さい。 マテは最初からあまり長い時間に挑戦しないであげて下さい。まずは5秒から!

 4歳までまったく訓練をしなかった我が家の長男ロックは、5秒から始めて今では5時間も平気で待ってくれます。 厳しい訓練は、少々気持ちが安定し始める6か月過ぎから取り組んでも、決して遅くはないと思います。 犬好きとして、家庭教師として、少しでも多くの飼い主さんが、愛犬から尊敬される喜びを経験していただきたいと思っています。

 いままで読んで下さって、本当にどうもありがとうございました。
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