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■第20回 シルバーアロワナ
 本種は古代魚の代表種として古くから親しまれてきた魚である。 アマゾン川流域に分布し、1m程になる大型魚である。丈夫で飼育し易く、ダイナミックな捕食シーンや野性的で優雅な姿、動きは本種の魅力の一つである。 水質は中性から弱酸性を好む。生息域では落下してくる昆虫や水面を泳ぐ小魚を食べている。 飼育下では金魚、コオロギ、魚の切り身や人口飼料もよく食べる。成長は驚くほどはやく、90cm水槽で5cmの稚魚が1年で40cm程になることもある。 産卵は難しい魚である。 シルバーアロワナ
[シルバーアロワナ]
大型魚のため産卵水槽も150cm、180cmクラスの大型水槽が必要である。 本種はオス親が口の中で卵を孵化させ育てるマウスブルーダーである。生後3〜4年程から産卵可能となる。基本的に雌雄同型なので判別は難しい。 しかし良くみると産卵期が近づいたメスは卵で腹部が大きくなってくる。オスは体高が増し一回り大きい。 2尾は産卵期に入ると常に一緒に泳ぎ、時には体を摺り寄せながら泳ぐ。産卵直前になるとこの行動が頻繁になる。 オスが追尾し、メスの体のあちこちを軽く噛む求愛行動の後、産卵が始まる。水底の平らなところで2尾が体をくっつけながら緩やかに回り始め、突然静止する。 そして平行に並んだ状態で産卵、放精をする。卵はオレンジ色で直径9〜10mmものびっくりする程の大きさ。 卵数は100〜300個ほど産み、その卵をオスが口に含んで保護をする。 卵は口中で孵化し、40日を過ぎる頃、オスの口からヨークサック(卵黄)をぶらさげた可愛い稚魚が出入りを始める。 すでに全長35mm以上もあり、アカヒレやアカムシを食べ始める。
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