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■第18回 ジュエルシクリッド
 本種は古くから我が国でも親しまれてきたアフリカ河川産の中型シクリッドである。 マリ、ガーナ、ナイジェリア、カメルーンに分布し、8〜12cmになる。 えら蓋後部と体側の大きな黒点が特徴で全身が赤く発色し、体中に多くの細かいブルーのスポットが現れ、とても美しい魚である。 水質は特にうるさくなく、弱酸性から弱アルカリ性まで広い適応力をもつ。水温は24〜28℃程。 餌は何でもよく食べ、丈夫な魚であるが、性質は少し荒く、小さな魚は食べてしまうので小型魚との混泳にはむかない。 ジュエルシクリッド
[ジュエルシクリッド]
同サイズか、少し大きめのシクリッド等が良いだろう。繁殖は容易だが体型上での雌雄判別は難しい魚だ。 複数飼育の中からペアになった2尾を産卵水槽へ移す。本種は基質産卵で平らな岩の上等に産みつけるので、岩や流木でレイアウトをする。 産卵行動は2尾で産卵床を口でていねいに掃除することから始まる。 その後雄は産卵床の上で回りながら雌を誘い、やがて2尾がゆっくりと回転しながら産卵が始まる。 乳白色の直径1.2〜1.5mm程の卵を1〜2時間かけて300〜500個も産みつけていく。 産卵後、卵に胸ビレで水流を送ったり、ゴミを口でとったりする世話を雌が行い、雄は周囲の警戒にあたる。 雄は時には自分の体重の数十倍もある魚にも猛烈にアタックして卵や稚魚を守る。
卵は2日程で孵化する。親魚は仔魚を口に含み、より安全な場所へ移動させたり、夜間は腹部の下に集め保護したりと非常によく面倒をみる。 数日程で親の周囲を稚魚達が泳ぎ始め、ブラインシュリンプを食べ始める。 その後も親魚は常に稚魚を2尾で守り、子供達がかなり大きくなるまで保護は続けられるが20日〜1ヶ月で親から離すようにする。
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