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■第10回 ポリプテルス・エンドリケリー(古代魚・生きた化石 陸に上がれなかった恐竜)
 恐竜の面影を持ち、バリエーションにとんだ模様、色彩で人気の高い魚である。 本種はホワイトナイル、チャド湖、ニジェール川水系に分布し、50cm以上にもなる。ポリプテルスの中では大型になるタイプ。 枯れ葉や倒木の多い湖沼地から、やや流れのある小川のワンドなどに生息している。 肉食で体長の1/3位の小さな魚は食べてしまうが、同じ位の魚なら多くの種と混泳ができる。 夜行性のため昼間は流木等の下でじっとしていることが多いが、夜になると多くの棘を持った背ビレをいっぱいに広げ、 丈夫な胸ビレを細かく波打たせながら泳ぐ姿はまさに恐竜を思わせる。全長20cmを越える頃から雌雄判別ができる。 オスの臀ビレはメスに比べ大きく、産卵期が近くなるとこれをお椀状に広げ、 またメスのヒレや体を軽く噛んだり体を頭でとんとんと叩く求愛行動をとり始める。

 しばらくして2尾は体を平行に並べるようにして産卵をする。メスの臀ビレの生殖孔付近をオスはお椀状に広げた臀ビレで包みこむようにして放卵、 放精が行われる。産卵は1日で終わるのではなく2〜3日続く。産卵数は1回で50〜100個、直径2〜3mmの茶褐色の沈性卵で弱粘着性をもつ。 水温28℃で3〜4日で孵化し仔魚は4mm程の黒いオタマジャクシのようである。これより3〜4日もするとブラインシュリンプを食べ始める。 10日もするとイトミミズを食べ始める。 この頃からの鰓蓋の後ろに外鰓が発達し始めた姿は、まるでサンショウウオ等の両生類のようである。

[ポリプテルス・エンドリケリー]
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