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■第9回 ペルビカクロミス プルケール(親子で散歩を)
本種はオールドファンにとっては「ペルマト」の名で大変親しまれてきたドワーフシクリッドである。 アフリカ大陸、ナイジェリア南部に分布し、7〜10cm程になる河川産のシクリッド。 ゆるやかな川の流れの中で砂地に埋もれた流木の周りや水草繁茂の場所を住み家としている。水温は26〜27℃。中性から弱酸性の水を好む。 本種は温和で何でも良く食べ飼いやすい。しかし臆病なところがあるので、本種のみで飼育していると水草の根元や水槽のコーナーでじっとしていることがある。 このような時は温和なカラシンやバルブ類を数尾混泳させると落ち着く。産卵様式は一般的な其質産卵魚である。 岩や流木の下、植木鉢の裏側に産卵することが多いため、産卵に気づかず水替えをしようとして初めて稚魚の存在に気づいてびっくりするケースも多い。 産卵の兆候は産卵床周囲の砂を掘り起こす行動に始まる。この行動と前後して雄は雌の周りを回る求愛行動をとる。 混泳している魚達を追いとばしはじめ、雌雄がかわるがわる産床から出入りし始めると間もなく産卵が始まる。 2尾は巣の中に入り、逆さになって流木の下のくぼみや巣穴の天井に丁寧にクリーム色の目立つ卵を産みつけていく。卵数は50〜100個ほど。 ペアは卵や稚魚の面倒をよくみる。産卵後1週間もすると小さな稚魚が親の周りで泳いでいる微笑ましい光景を見ることができる。 稚魚は始めからブラインシュリンプを食べるので、稚魚育成も容易である。
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