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■第8回 ウッドキャット(体内受精をする魚)
 本種は名前の通り、まるで枯れ木のかけらのようなナマズである。 アマゾン川流域に分布し、10〜13cm程になる。大変丈夫で飼いやすい。水温22〜33℃と広い範囲で何でも良く食べ、成長も早い。 夜行性なので、昼間は流木の隙間などにピッタリと体を寄せ、まるで木の一部のようである。 夜になると水底を激しく泳ぎ回るため、温和なようでも小さなおとなしい魚達にとってはうるさい存在である。 しかし、口に入らないサイズの魚への攻撃はほとんどしない。本種は数多いナマズの中でもとても面白い生態の持ち主で、 魚類の中では非常に少ない体内受精魚なのだ。雄が雌の体内に精子を送り、受精卵を産むのである。 生後6〜9カ月頃より雄は背ビレの第1棘に変化が生じ、少し曲がって弓なりに形が変わってくる。それに対し雌は卵で腹部が大きくなる程度。 この棘を使い交尾時に雄は頭上面に雌を乗せるように棘でロックをし固定する。互いのロックが完了すると、雄はしっかりと尾ビレで雌を固定し、 締めつけるように交尾にはいる。交尾時間は2〜3秒と短く、1日数回夕方から夜間にかけて行われる事が多い。 1度交尾を行い、十分に精子を注入された雌は3〜4カ月の間に4〜5回、合計300〜800個ほどの卵を産むのである。 卵は4〜5日で孵化。4カ月で4〜5cmほどの可愛いウッドキャットとなる。
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