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■第7回 スマトラ(鮮やかな色彩を持つコイの仲間)
 スマトラはグッピーやネオンテトラと同様、熱帯魚の入門種として知られている。 そのすがすがしい動きと体を通る黒い4本のバンド、ひれの赤さが本種の大きな魅力である。餌は何でも良く食べ丈夫で産卵も簡単。 水質にもうるさくないが、ただ急な水温変化だけは白点病の原因になるので注意したい。 また本種は行動が非常に活発で、おとなしい魚のヒレをつつく性質があるため狭い水槽でのグッピーやエンゼル等との混泳にはむかない。

 近年では白やアルビノ、グリーン、カラーといった改良種も多くなってきているので、スマトラだけの群泳水槽を作ってみても楽しいだろう。 産卵はカラシンと同じバラまき型でカモンバやアンブリア等の水草をぎっしり植えるか産卵床としてウィローモスやシュロを使用してもよい。 生後7〜8カ月、全長3〜4cmほどで産卵可能となり雄は鼻部や腹ビレ、背ビレの赤みが強くなってくる。一方、雌は卵をもち腹部が大きくなるのでわかる。

 雌雄を産卵水槽へ移すと発情した雄はすぐ雌を追尾し始めるが初産では2〜3日後に行われることが多い。 巣の中央や近くで雄が腹ビレ、尻ビレで雌に巻きつくようにして細かく体を震わせた後、パッとはじかれるようにして離れ、この瞬間数個の卵が排出される。 このような行動が30分〜3時間ほど断続的に続き産卵が終了する。卵は直径0.8mm程の粘着卵で80〜300個ほど。 2日程で孵化し、4〜5日程でブラインシュリンプを食べだす。稚魚の飼育は比較的容易で成長も早く、40日程で15mm前後の可愛いスマトラとなる。
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