独特の体型、優雅な泳ぎ、そして多くのバリエーションにとんだ赤、青、黄などの色彩、スポットやライン、バンドの模様。
これらによりディスカスは熱帯魚の王様と呼ばれてきた。以前はベテランでなくては飼育も難しいといわれ、
一般の愛好家にとっては夢の話だった繁殖も今では誰にでも手の届くものになってきた。
自宅の水槽で彼ら独自の子育て方法-体表からミルク(表皮中に含まれる粘液質状物質)を出し稚魚を育てる風景-を見ることができるのだ。
ディスカスの飼育法は大きく分けて、槽内に魚のみ泳ぐベアータンク方式と生息地の自然環境を再現し砂、流木、
水草などのレイアウト水槽で他種の魚達と混泳させる飼育法の二通りがあるが、混泳水槽においてはなかなか魚が良い状態に保ちづらいため、
ほとんどがベアータンク方式をとっている。底に溜まった残餌やフン等を簡単に取ることができ、水の悪化を最小限に抑えられることなどの利点がある。
が、混泳水槽において非常に状態良く飼育されている方も多いので挑戦してみるのも楽しいだろう。
産卵方式はエンゼルと同様(其質産卵)で気に入った場所(流木、水草、パイプ等)に産みつける。
ただ雌雄の成熟にズレがあるため初回の産卵では卵を食べてしまい、うまくいかない事も多い。
若いペアでは4〜5回めで、ペアによっては17〜18回目になってやっと最後まで育てたという個体もいる。
産卵後2日目頃より孵化が始まる。1週間目頃から仔魚が自由に泳ぎだし親魚の体表につき始め、一生懸命ミルクを食べる姿を見ることができる。
ディスカス飼育の至福の時である。 |
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